YUKIKO BalletStudio
ごあいさつ
奥山 由紀子
当スタジオは少しずつではありますが、前進し続けております。
初めて大庭(イオン藤沢店3階)に教室を開き、ひとクラスから始めたのが1995年4月でした。
また、第一回発表会は1997年1月26日(日)に神奈川県立かながわ女性センターで、
参加者19名という本当にかわいらしいものでした。
続けて行く子が増えるに従い、myスタジオで好きな時にレッスンさせてあげたい、
という思いから弥勒寺の村岡トンネルの上の小さなスタジオを借りたのが2003年8月でした。
小さいけれどみんなとても楽しそうでした。でも、藤沢駅から歩いて13分程かかります。雨の日、風の日、また、暑い季節は真っ赤な顔に汗びっしょりで来る生徒に頭が下がりました。もう少し負担の少ない所に移ろうと決心するのにそう時間はかかりませんでした。
移転の話しをした時のみんなのポカンとした表情は忘れられません。
そうして、2005年9月に藤沢駅北口スタジオに移転したのです。
しかし、2012年11月に再び移転の運びとなりました。北口スタジオは大変気に入っておりましたが、ビルの所有者の都合により売却することが決定され、しかも、それがいつの日かわからないとのことでした。1ヶ月先かも1年後かも知れないと言うのです。
生徒をかかえている立場としてその日が来るのを能天気に待っている訳にはいきません。急に探して落ち着き場所が見つかるかはわからないのですから。
5ヶ月かけてようやく出会いました。南口徒歩2分と駅近で、また、広々とした空間で存分にレッスンのできるところ。バレエ専用床とたくさんの鏡を取り付けました。紹介して下さった不動産屋さんやビルマネジメント会社の小松さんと何と言っても ASCAビルの優しいオーナーとの出会いに感謝です。ここを大切に本部として活動して行きたいと思います。
そして、相変わらずバレエの世界はピラミッドで、やめて行く子も多いけれども10年以上続いた生徒は数多くなり幸せに思います。中学生になる頃には私を抜いてぐんぐん大きくなっていきます。教えるとはどういうことか・・・受け手の身になりいつも考えてしまいます。
バレエを通して私は礼儀や行儀、常識、心のあり方、人として何が大事なことか(人生は選択の連続でもあるわけですから)真剣に自分と向き合い、難しいから、辛いからと逃げたりしない人、考え抜く力を付ける等、私が役に立てたらと願っています。
ひとりの人間の幼少期から成長して行く過程を、週に何度か見守り続けて行くことが出来るなんて、なんと素晴らしいことでしょう。確かにまさかということや、人間不信に陥ることも多くありますが、目前の生徒を見つめなければと思い直します。
もちろんクラシックバレエの基礎を重んじ、手や足の通り道の決まっている「パ」も大事ですし、「アンシェヌマン」をより多く経験することでクラシックバレエの奥深さを知り、忍耐の必要性も理解するでしょうし、それには年月が掛かるということから根気強さが生まれ、発表会ともなれば協調性なしでは成り立たないことも覚えて行きます。
たったひとりのプリマや数人のソリストを支えるコールドがどれほど大切な人達であるかも知る機会を得ます。しかし、人生は自分がプリマです。だからこそ周りの人達への感謝や尊敬を忘れずにいたいものですね。
私のスタジオは良識ある人を育てるのが目標です。
Aクラスの子達は今ではレッスン前に自分達で床の雑巾がけをしてくれています。いつもありがとう。こんな高校生や中学生に育ってくれて本当にありがとう。
振り返ると2007年に初のコンクール挑戦で中2の生徒が『赤い靴賞』を頂き、2010年7月には最難関と言われているロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーのオーディションに合格という幸せを運んでくれたのです。彼女はロシアに留学し、たくさんの事を学んだことでしょう。
さらにコンクールに挑戦する生徒も増えて良い結果を出しております。
多くの方々に様々な場面でお世話になったり、助けて頂きながら今日までやってきました。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
以上で私のスタジオの紹介とさせて頂きます。